部品とっかえひっかえで、主力機のハングアップの検証をしているうちに、検証用PC用パーツが1セット分そろってしまったので(苦笑)、空き家になっていた旧型アルミ筐体(一応オウルテック製らしい)に仕込んでみました。
しかしこの筐体、十何年か前に導入した筐体でもあり、フロントに2基、リアに1基のAddA製8cm爆音ファンが常時全開で回っているため、作動中は大変やかましい。
そこで、この間会社で大掃除をした際に、古くなったのでいらないと捨てられたアナログ騒音計をもらってきたこともあり、せっかくなので静音化に取り組んでみることに。
部屋の暗騒音は30dB(A)強・・・最低測定範囲が40dB(A)~なので、これは目分量の推定値。
測定点は、フロント吸気口より5cmポイント。ここでいいかは別として、ひとつの基準とします。
改造前:
リアファン(AddA製8cm×1):全開 フロントファン(同じくAddA製8cm×2)、ファンコンなし
リアファン全開、フロントファン全開・・・65dB(A)
やかましいオフィス並みの爆音発生源ですな。
まず、でかい4ピンコネクタ直結で、常時全開のフロントファンを、オウルテックの静音ファン2個組を買ってきて交換。
また、ファンコンを取り付け、回転数を変えて計測。青色LED搭載のため、妖しく光っています(笑)。
一次改造:
フロントファン交換(オウルテック静音)・ファンコン化、リアファン改造なし(全開/停止)
結果
リアファン全開、フロントファン全開・・・58dB(A)
リアファン全開、フロントファン最低・・・53dB(A)
リアファン停止、フロントファン全開・・・58dB(A)
リアファン停止、フロントファン最低・・・50dB(A)
フロントファン交換でかなりの効果があったので、リアファンも交換しファンコン化
二次改造 リアファン交換(オウルテック標準)・ファンコン化
結果
リアファン全開、フロントファン全開・・・55dB(A)
リアファン最低、フロントファン最低・・・47dB(A)
静かになることはなったんですが、リアにつけたオウルテック標準ファンの回転ノイズがケースに乗ってしまって、ゴロゴロいっているいるような感じに。
そこで、安物でなくちょっと高めのファンに交換。
三次改造 リアファン交換(Enarmaxマグナ静音)
結果
リアファン全開、フロントファン全開・・・53dB(A)
リアファン最低、フロントファン最低・・・45dB(A)
ゴロゴロ音も消え、騒音自体にも効果があったので、フロントも同じファンに交換してみました。
四次改造 フロントファン交換(Enermaxマグナ静音×2)
結果
リアファン全開、フロントファン全開・・・55dB(A)
リアファン最低、フロントファン最低・・・45dB(A)
リアファン中間、フロントファン中間・・・50dB(A)

交換前より、少しやかましくなってしまいましたが、これはフロントファンの風量が増えたたためと推定。
MAXで使わなければ前より静か。
結果としては。改造前に比べ全開時で、従来比マイナス10dB(A)程度の静音化を達成しました。
低負荷の場合は、前後ファンを最低にして、マイナス20dB(A)で運転可能。
尤も、回転速度や実際の風量を測ったわけではないので、同等の冷却性能かどうかは不明。
Prime95ぶん回して温度に問題ないことを確認。
一応これで一区切りとしましたが、静音志向のケースに高出力CPU入れてしまい、ヘタに冷却に苦労するよりは、
爆音筐体を静かにするほうが楽で、効果も見やすくて面白かったです。
次は増設や冷却に余裕のある筐体にしよう・・・
(以下参考)
部品データ:
改造前付属ファン8cm「AddA AD0812MB-A70GL」:0.15A,1.8W,2440rpm,31.4CFM,28.4Pa,28.3dB(A)
オウルテック静音ファン8cm「OWL-FY0825_(BL)/II」:0.1A,1.2W,2000rpm,28.5CFM,17.6Pa,24.5dB(A)
オウルテック標準ファン8cm「OWL-FY0825M」:.0.14A,1.7W,2200rpm,29CFM,22.5Pa,29dB(A)
ENERMAXマグナ8cm「UCMA8」:***A,***W,2200rpm,34.16CFM,19.4Pa,21dB(A)
ファンコンSCYTHE「KAZE STATION KST01-SL-3.5」
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