以降、若干ネタバレがあるかもしれませんので、これから読まれる人は注意。

ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)
電撃文庫で先日大賞を取った「アクセル・ワールド」の作者、川原礫の2冊目。
完成とネットでの発表はこちらのほうが早かったようですが。
内容としては、脳への直接アクセスによる、初の仮想現実型多人数参加型(VRMMO)RPG内に取り込まれてしまった1万人のプレイヤー達。脱出するには100層の迷宮を踏破し、ボスキャラを倒してゲームをクリアするほかはなく、また強制ログアウトやゲーム内での死は、現実での死を意味するという極限状態での、主人公の行動を描く・・・といったところか。
恋やら友情やら、笑いやら悲嘆やら、冒険やら裏切りやら。面白かったですよ。
いままでFF11くらいしかやったネトゲはないですが、それでも楽しめました。
同意見多数らしいですが、その昔のアニメ「.hack//SIGN」と雰囲気似てるかな。初っ端ログアウトできないのは主人公だけなのか、全員なのかの違いはあるけれど。
(俺がその昔FF11始めたのは、「.hack//SIGN」見てたってのもあるんですがねw)
主人公が、中毒者的ゲーマーという設定の割りに(いや、だからか)感情移入がしやすくすんなり読めるし、なにより最近流行の「受動的なへたれ」じゃないところがいい。
ヒロインもかわいらしいし、けなげだし、○○○するしw
悪役もちゃんとやることをこなすし(笑)。
絵も雰囲気に合ってるし、なかなか良い。
ただ、初対面時に「こいつがラスボスだなー」と思ってたら正にそのとおりだったんで、ちょっとその辺のカタルシスには欠けたかもしれない。
なんにせよ、久しぶりネトゲ入ってみようかなーと思わせてくれました。
あ゛ー、FF11にも「倫理コード解除設定」オプションメニュー、ないかなー(爆笑)。
アスナたんと○○○なことしt(ry
「終盤で”割り込み”できなかったら遺されたヒロインはどうなっちゃたんだろうか」とか、つい考えちゃいますね~(酷ぇ奴>俺)。
ま、現実は俺のも含めてネカマキャラばっかなわけで、んんー。
・・・描くか。
さて、あとがきによると、まだ「続編」「番外編」さらに「続編」があるらしいので、今後も楽しみです。
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